No.3 ネイルの歴史(世界)③~マニキュアリスト誕生からネイルサロン普及~

ネイルの基礎知識

★ネイリストの先駆け!マニキュアリストの登場!

近代に入り19世紀(1801年~1900年)、今から200年ぐらい前(^^)

欧米(ヨーロッパ州、アメリカ州)で いよいよ一般女性にも身だしなみとしての
マニキュアが浸透し始めます!

 

この頃のマニキュアというのは、
蜜蝋(ミツバチの巣を作っているロウを精製したもの)や油等を
研磨剤として使って、セーム皮(主にシカの皮)で爪を磨くという方法でした。

ナチュラルで透けるようなピンクのネイルがもてはやされ、
おしゃれからマナーとしてのネイルが確立し始めました。


そして、

ついに、ついに、ついに、

職業としての『マニキュアリスト』が誕生します!!

やったーーー!!!!!\(≧▽≦)/

ネイルのお道具もこの頃に販売され始めますが、
とても高価で、まだ庶民にとっては身近なものではありませんでした。


ちなみに『ネイリスト』という言葉は海外にいくと通じません☆

なぜなら、ネイリストという言葉は、
日本のネイリスト協会が造った言葉であるため
日本だけでしか使われていないからです。

海外で職業を伝える際には、『マニキュアリスト』と名乗りましょう(^^)


★カラーポリッシュの誕生

20世紀(1901年~2000年)の前半、100年ぐらい前。
もうだいぶ現代に近づいてきましたね(*^^*)

この頃に初めて、爪に輝きを持たせるマニキュア用のニスが登場します。

それから、1923年に自動車の塗装料としての速乾性ラッカー(塗料)が開発され、
その副産物として、1932年にネイルラッカーが発売されます。

それが、現在使っているカラーポリッシュなのです☆

 

日本ではネイルエナメルの事を『マニキュア』と言ったりしますが、
以前の記事でお伝えした通り、実際、マニキュアの意味は、手の手入れの事であって、
本来、ネイルエナメルの事は『ポリッシュ』と呼びます。

ちなみにポリッシュという言葉には磨く。ツヤを出す。という意味があります。

 

★スカルプとネイルサロンの出現

1970年代のアメリカでは、ハリウッドのメイクアップアーティストによって生まれた
スカルプチュアネイル』が大ブレイクします。

この時のスカルプというのは、
歯医者さんの材料である『レジン』を使った爪の長さ出しでした。
(レジンは、歯医者さんで歯のつめ物を固める為に使われます)

 

このスカルプチュアネイルが大ブレイクしたことによって、
瞬く間にネイルサロンが広まり、現在に至っています(*^^*)

 

 

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