ネイリストになるには②ジェルネイル検定と資格取得のメリット

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前回の記事にもあるとおり、ネイリストは資格がなくてもなれる職業ですが、それを踏まえた上で私なりに考える資格取得のメリットなどをお伝えしていきます。

今回は、JNAのジェルネイル技能検定試験についてご紹介します。

 

ジェルネイル技能検定試験とはどんな試験?


この試験は、日本ネイリスト協会が2010年から行っている検定で、プロとしてサロンワークでジェルネイルを施術するために必要な技術や理論の習得を問われる試験です。


初級・中級・上級の試験があり、JNECのネイリスト技能検定試験と同様に初級試験合格者は中級試験の受験資格が与えられ、中級合格者は上級試験の受験資格が与えられます。

ですので、まずは初級資格を取得するところからがスタートとなります。


初級・中級共に実技試験と筆記試験がありますが、上級は筆記試験がなく実技試験のみとなっています。

実技試験に関しては初級・中級の第一課題はハンドモデルが必要ですが、それ以外はトレーニングハンドでの受験となります。
(2021年5月時点)

 

ジェルネイル技能検定の資格を取得するメリット


ここからは、ジェルネイル検定 初級・中級・上級を取得する事のメリットなどを書いていきます。


以前のネイルサロンの採用条件は、ネイリスト技能検定取得と記載があるところがほとんどでしたが、最近ではジェルネイル技能検定も採用条件になっているところが増えているようです。


ですが、ジェルの資格を取得していない事によってどこのサロンにも就職できないという事はほとんどないと考えています。同様に、個人でサロンをOPENするにしてもジェル検定を取得していないからできないという事はありません。

私の場合は、最終的な目標としてネイルの講師を目指したので、一通りの技術や経験は伝えられるようになりたいという思いもあり全ての資格を取得しましたが、この資格がないとネイリストになれないというわけではないので、試験のレッスンにかかる費用や時間などを含めて総合的な視点からどこまでの資格を取得するかなど考えて頂ければと思います。


ただ、資格を取得しなくても良い = 勉強しなくても良い というわけではありませんのでお間違いのないようにm(__)m


そもそも資格というのは、ネイルに限らず、知識や技術の基準の証明であって、その証明を使うところがないなら必ずしも取得する必要はないというのが私の考えです。
例えば、どうしても働きたいサロンの採用条件が『ジェル検定資格取得者』であれば当然 資格を取得したほうが良いわけです。

多くの場合、『資格を持ってなくても経験者』と『資格を持っていて初心者』のどちらが採用されやすいかを考えると即戦力になる経験者のほうが採用されやすい印象です。

 

全級共通していえる資格を取得することのメリットは、

サロン就職をする時に選択肢が増えて選べるサロンが増える。
お客様に技術や知識の証明ができる
自分に自信がつく

という事です。大きくはこの3つになると思いますので、自分にとってそれがどこまでのレベルで必要かを考えると良いと思います。


下記には、ジェルネイル検定の各級で習得できる技術などを書いていきますので、ご参考にして頂ければ幸いです。

 


ジェルネイル技能検定試験初級

ネイルケアベーシックのマスターとジェルネイルをする為に必要な基礎知識と技術が要求される試験となっています。

実技試験は第一課題と第二課題に分かれており、JNECネイリスト技能検定試験3級取得者は第一課題が免除になります。
筆記試験はマークシート方式の60問です。

第一課題の内容はネイルケアで、第二課題は、ポリッシュカラーリング・ジェルカラーリング・ジェルアートです。

ネイリスト検定3級取得者は第一課題が免除になる事から、3級取得後に初級を受験するというパターンが多いです。

 

初級で習得できる技術は。。。

ジェルネイルの基礎が学べる内容となっています。

サロンでは、ジェルネイルをする際のケアはお水を使わない場合が多いですが、ジェル検定初級・中級のケアはウォーターケアといってお水を使うケアを行います。
ウォーターケアはネイリスト検定3級・2級でも行うものですが、すべての技術の基礎となる技術です。


ポリッシュカラーリングは、ネイリスト検定3級と同じく赤色で、左手5本に施します。


ジェルカラーリングは、右手5本赤色のワンカラーを施します。ジェル塗布においては一番の基礎です。
ジェルの特性や塗り方、ライトの使い方など基本の流れが身に付きます。


ジェルアートは、ピーコックというドラッグアートが課題になっています。
ピーコックは、孔雀の羽の意味があり、ジェルを筆でドラッグ(引く)する事によってキレイな模様ができるアートです。

 

初級の内容は、この技術があるからといってすぐにサロンでの即戦力になれるというわけではありませんが、基本的なジェルの扱い方や知識が身に付きます。


サロンワークができるようになるにはその他の技術や実践も必要になります。


ジェルに関してサロンワークの技術を身につけるには、検定よりもサロンに就職して研修を受けた方が習得が早い場合がほとんどです。

ただサロンでは、そのサロンのやり方があったりするのでスタンダードな基本を学ぶという意味ではやはり検定の勉強は大切だと思います。

 

ジェルネイル技能検定試験中級

ネイルケアとジェルネイルを施術するためにプロとして必要な知識と技術を問われる試験です。


初級同様、実技試験は、第一課題と第二課題に分かれており、JNECネイリスト技能検定試験2級取得者は第一課題が免除になります。
筆記試験マークシート方式の80問です。


第一課題の内容はネイルケアとポリッシュカラーリングで、第二課題は、ジェルオフ・ジェルグラデーション・ジェルイクステンション(長さ出し)・フレンチという内容になっています。
(2021年5月現在は、第二課題がトレーニングハンドでの受験となっており、ジェルオフの際にジェルリムーバーを使うとチップが溶けてしまうためこの工程がなくなっています)


初級の資格を取得後に受験する事ができます。
こちらもネイリスト検定2級取得者は第一課題が免除になる事から、2級取得後に中級を受験するというパターンが多いです。

 


中級で習得できる技術は。。。

初級からは難易度が上がり、イクステンションの技術が入ってきます。ジェルで作る2~3㎜程度の長さ出しです。

ネイリスト検定2級を取得されている方はチップ&ラップという長さ出しの技術を学んでいて形の理解や削り方を知っているのでわりとスムーズにできるのではないかと思います。

 

そして、サロンワークでもよく施術するフレンチやグラデーションといった基本のデザインを学びます。

残念なことに、現在(2021年5月時点)は 第二課題がトレーニングハンドでの受験になった事から、検定内容にジェルオフの工程がありませんが こちらもサロンワークでは必須の技術です。


ネイルサロンに勤めて はじめに練習するのがジェルオフだというサロンも少なくないと思います。
ですので、サロンワークができるようになるには検定の勉強とは別にジェルオフを練習して習得する必要があります。


中級もサロンワークに応用できる実践的な内容となっていますが、初級含めてここまでで習得できる事は基本でありサロンワーク技術の一部です。

 

ジェルネイル技能検定試験上級

ジェルネイルの総合的な知識と技術を問われる試験です。

試験は、実技試験のみで筆記試験はありません。

内容は、ジェルスカルプチュア2本・ジェルチップオーバーレイ3本のうち2本にそれぞれフレンチとフラワーアートを施します。
ジェルスカルプチュア=ジェルで作る長さ出し
ジェルチップオーバーレイ=爪の先端にチップを装着し、その上をジェルで覆って長さ出しをする技術

2021年5月現在は、トレーニングハンドでの受験となっております。

中級の資格を取得後に受験する事ができます。

 

上級で習得できる技術は。。。

ネイリスト検定1級同様に、平面ではなく立体的に爪の形を捉える力や全体を見る目が養われ、美しくて強度のあるフォルムの理解と形成ができるようになります。


特にジェルネイルの美しいフォルム形成は、ネイリストとしては必須で、ネイリストの腕が問われる重要な技術だと思います。
そして、ジェルチップオーバーレイはサロンで長さ出しをする際に良く使われる技術です。


チェーン店や大型店はスタッフの数が複数である場合がほとんどですが、スカルプの長さ出しはチップオーバーレイに比べて難易度が高く、習得に時間がかかり技術にもばらつきが出てしまうため、スタッフの技術を統一しやすいという点と研修時間や施術時間が短縮できる点、強度など総合的な観点からチップオーバーレイで長さ出しをするサロンが比較的多い印象です。


検定試験での爪のカットスタイルは、スクエア・オフといって爪先端の形を四角にスタイリングしなければいけません。
サロンワークでは、スクエアオフよりもオーバルという丸い形にスタイリングする事が多いですが、作り方の基本は同じです。


フラワーアートに関しては、筆のみを使って描くアートです。どんな種類のお花でもOKです。サロンワークでもフラワーアートは施術する事がありますので、応用できる技術になります。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?
検定で習得できる技術はサロンワークのすべてではありませんが、サロンワークに応用できる基本の技術をたくさん学ぶ事ができます。


ネイルに限らずどんな資格でも同じですが、資格取得する事が目標になってしまうとそれまでになります。
資格を取る取らないどちらにせよ、学んだ事をどう実践で活かしていくのかが一番大切なことだと思います。


すぐにネイリストになりたいのに資格取得にこだわり過ぎてネイリストになる時期が遅れてしまうようなことがあっても勿体ないので
自分に資格は必要なのか?資格を取得したその先はどんな風になりたいのか、何のために資格を取得するのか?という事を考る参考にして頂ければ幸いです。

 

 

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管理人:ネイリストyuyu (ゆうゆ)

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・JNA認定講師
・ネイルサロン衛生管理指導員

★受賞歴
・ANF2018 メンズネイルケア6位
・TOKYO NAIL EXPO2018 メンズネイルケア6位
・TOKYO NAIL EXPO2019 メンズネイルケア8位

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