
今回は、お金の本質についてお話していきます
お金の本質を知るという事は、価値を生み出すしくみを知る事と同じで
ビジネスの話にも繋がる部分になります
お金を増やそうと考えた時にお金が変換されるしくみを知る事は
資産形成のためにとても大切な知識です
まずは、お金の本質を知る事からはじめましょう
●お金の本質とは?
お金といえば、皆さんご存知のとおり硬貨やお札の事ですが、
お金が世の中になかった時代の日本は、お米がお金の役割を果たしていました
物々交換の時代に、例えば魚を手に入れたいと思った時には
魚と同じくらいの価値に相当するものと交換をするわけですが、
そういった時に多くの人にとって必要なもので価値があるものとして
お米が使われていたわけです
江戸時代の日本では武士のお給料を表わす単位として『〇万石』
というお米の量を表す単位が使われていましたよね
食べる事と生きる事は同じです
すべての人にとって価値があると認められていて信用があるもの
それがお米だったわけです
現在ではそれが形を変えて硬貨やお札というものになっていますが、
これらの素材は紙やニッケル、アルミニウム、銅、などです
1万円札の場合、実際の原価は24円程度ですが、
私達がその紙切れに1万円の価値があると信じているから
その紙は1万円の価値を持つものになっています
ちなみに、1円玉の製造原価は3円かかっているのに、
1円の価値として流通しているというのは、とても面白いですよね
つまり、お金の本質は、貨幣の原価とは関係なく、
人が感じる『価値の値』だという事です
●価値のエネルギーって何?
例えば、飲食店で美味しいお料理を食べた時、
すごく幸せな気持ちになって素敵な時間を過ごせたとします
そんな時には、すごく価値を感じて
幸せを感じた分だけ気持ち良くお支払いするかと思います
逆に、お料理も美味しくなくあまり良い時間が過ごせなかった時には、
お金を支払うのが嫌だと感じてしまうのではないでしょうか
お金と心は繋がっていて、人は何かに価値を感じて
心が動いた時にそれに見合った価値分のお金を払います
ですので、お金は、
価値の値(エネルギー)が目に見える形で物質化したものという事になります
何にでも、原因と結果というものがあり、
元々の原因があるからこそ結果が生まれます
つまり、お金を増やしたいと思った時、
何もないところからいきなりパッとお金が出てくるわけはなく
元の何らかの価値エネルギーがあるからそれが形になって
お金というものに変換されるという事になります
価値エネルギーは、人の気持ちに限ったものではありません
人の気持ちの他には、時間や労力、経験、知識といったものも価値エネルギーになります
アルバイトやパートなどの時給は、時間と労力をお金に変換しているといえますね
皆さんのお手元にあるお金は元々どんなエネルギーが変換されたものでしょうか
ぜひご自身が持っているお金の価値エネルギーについて考えてみて下さいね
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